令和5年度緊急消防援助隊近畿ブロック合同訓練に参加しました

　令和5年11月3日、4日の両日令和5年度緊急消防援助隊近畿ブロック合同訓練を和歌山県内において実施され、奈良県広域消防組合は統合機動部隊（10隊37名）、奈良県大隊（5隊25名）およびNBC災害即応部隊（5隊23名）が訓練に参加しました。また、奈良県隊として女性職員が5名参加しました。

　本訓練は中央構造線断層帯・根来断層を震源とする大規模地震（明治6年5月）が和歌山市周辺で発生し、甚大な被害が発生しており、また、有田市においては石油コンビナートにて火災が発生しているとの想定でおこなわれました。

　11月3日はNBC災害即応部隊（11月3日のみの活動）が、地震の影響により施設の危険物が漏洩し負傷者が発生しているとの想定により活動しました。また、統合機動部隊および奈良県大隊は建物倒壊および列車埋没等の救助活動をおこない、その後、後方支援隊にて設営された宿営地にて統合機動部隊および奈良県大隊はミーティングをおこないました。

　11月4日の2日目は和歌山県消防学校の南西側の現場にて多数の埋没家屋および埋没車両から多数の要救助者を救出しました。

　本訓練において、奈良県隊として各消防本部が1つとなり災害対応訓練および宿営訓練をおこなうことにより、緊急消防援助隊の応援活動における共通認識を持つことができ成果のある訓練となりました。今後も個々の訓練および他消防本部との合同訓練等を継続して実施し、相互の協力関係を築き、尽力していきます。