舞台装置は大丈夫?
- [公開日:2019年10月21日]
- [更新日:2019年10月29日]
- ページ番号:1166

舞台照明装置は適切に設置されていますか?
暑かった令和最初の夏も終わり、すごし易い季節へと。学芸会や、ハロウィン、クリスマス会などイベントが続く時期です。しかしながら、この時期は空気が乾燥し火災が起こりやすくなります。
イベントを楽しい記憶のままで終わるためにも、舞台演出装置の設置状況を開催前に今一度確認してください。

何を確認すればいいの?
・演出空間の用途以外に使用していませんか?
・器具の取り付けは大丈夫ですか?
・器具の設置位置は大丈夫ですか?
・被照射物との距離は適正ですか?
・燃えやすいものが近くにないですか?

舞台照明装置が原因で火災が発生!
舞台照明装置が原因で火災は起こります。装置が正しく使用されていなかったり、照明器具が火災につながることを知らなかったり、また、舞台上には燃えやすい紙類や、ポリエステルなども多く使用されており、注意を怠るとあっという間に火災につながってしまいます。
演出のために設置された白熱球が原因で悲しい事故も発生しました。
燃えた舞台装置
原因となった照明装置

防炎物品を過信しないで!
防炎物品でもある、舞台幕やどん帳なども燃えてしまいます。防炎物品であっても年数が経過していると簡単に燃えることがあります。
「防炎物品って燃えるの。」って言う声が聞こえてきそうですが、吉野消防署では、防炎物品である舞台幕が照明装置で燃焼するのかを実験しました。その結果、年数が経過した防炎物品である舞台幕は、容易に燃焼するという事実が立証されました。
今回の実験では、舞台に設置して使用する照明器具に、舞台幕を接触させた状況を再現し実験を実施しました。その結果、1分も経たずして白煙が発生する状況となりました。この結果から、防炎処理が施された成分が減少し、容易に燃焼したと推測されます。
実験開始前の状況
実験中の状況
実験1分後の燃焼状況
お問い合わせ
奈良県広域消防組合 吉野消防署
電話: 0746-32-1011
ファックス: 0746-32-0130
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