注意喚起！セルフガソリンスタンドでの給油について

　先般、当消防組合管内のセルフガソリンスタンドにおいて、ガソリンを給油中に給油口から火炎が生じる事案が発生し、従業員により消火器で消火されましたが、車の一部が焼損しました。
　現在、詳しい火災原因を調査中ですが、給油口に給油ノズルを差し込み、給油を始めて一定の時間が経過した後に給油口から火炎が発生したことから、静電気が起因した火災も視野に入れ調査中です。なお、昨年も同内容の火災が発生しています。ご自身で給油するセルフガソリンスタンドにおいて給油の際は、車のエンジンを停止し、必ず給油前（給油キャップを開ける前）に設置された静電気除去シートに触れ、給油ノズルは確実に給油口に差し込み、安全な給油を心掛けてください。

　皆さんも経験はないでしょうか？特に冬場に車を運転し車のドア等を閉める際にパチッと痛みを伴うような経験を…

これは、身体に蓄積された静電気が一気に放電され、静電気火花が発生したことから起こる現象です。

セルフガソリンスタンドの計量器にある静電気除去シートには、その名のとおり身体に蓄積された静電気を除去する役割があります。

もし、給油する際にこの静電気除去シートに触れなかったら、静電気火花が発生し、ガソリンなどの可燃性蒸気に引火してしまう恐れがあり大変危険です。

安全に給油するためには、給油する前に必ず静電気除去シートに触れるようにしましょう。