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奈良県広域消防組合

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    個人情報を含む文書の紛失について

    • [公開日:2025年4月25日]
    • [更新日:2025年4月25日]
    • ページ番号:2794

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    個人情報が記載された文書の紛失について

     このたび、組合において、個人情報が記載された文書を紛失したことが判明いたしました。
     組合といたしましては、改めて個人情報と公文書の適正管理の重要性を深く認識し、同様の事故を再び起こすことのないよう必要な対策を講じてまいります。

    1 概要

     令和7年4月20日、午後11時30分頃、大和郡山消防署にて、職員が当日19時30分覚知で出場した救急出場事案の報告書を完成させるため、現場にて記入した傷病者観察票兼収容書※を確認したが、書類が無く、紛失していることが判明したもの。

      ※ 「傷病者観察票兼収容書」

       救急出場時に作成する文書で、傷病者の氏名や症状の観察記録等を隊員が記入。また、搬送先医療機関での医師の診断結果や病院収容・引継ぎ確認サインの記載にも使用。


    2 紛失した文書と記載されていた個人情報

    〇紛失した文書

    ・傷病者観察票兼収容書(A4・片面1枚)

    〇記載されていた個人情報(4名分)

     (4名の内訳:傷病者1名・傷病者家族2名・搬送先病院医師1名)

    1)傷病者

      ・氏名、住所、生年月日、性別、年齢、家族関係、医師診断結果、傷病程度、搬送先病院、現病歴、既往歴、かかりつけ病院、症状観察結果(意識レベル、呼吸回数、脈拍回数、血圧、酸素飽和度、体温)、処置内容

    2)傷病者家族(1)

     ・電話番号、家族関係

    3)傷病者家族(2)

     ・電話番号、家族関係

    4)搬送先病院医師

     ・氏名、職業、勤務先、筆跡

    3 発生原因

     令和7年4月20日午後7時30分覚知の救急事案終了後、帰署途上に午後8時19分覚知の新たな救急指令を受報し、出場する。その際、先に出場した事案との書類混同を防ぐため、救急車内の資器材下に紛失した書類(A4・片面1枚)を二つ折りし、挟み込み保管していた。

     その後の活動で、挟み込みに利用していた資器材を使用するため、書類が挟み込まれていることを知らない別の隊員が、資器材を搬送した際に、書類が救急車外へ落下し紛失したものと推定される。

    紛失した可能性のある、救急車内、出場現場、消防署庁舎内、搬送先病院を捜索するも現時点では発見出来ず。現在も捜索継続中。

    4 事故発生後の対応

    ・傷病者本人以外の対象の方に対して、本事案について連絡し概要を説明の上、謝罪を行いました。なお、傷病者本人については、入院中であり事案について説明できておらず、回復を待って説明と謝罪を実施する予定です。傷病者の家族の方には説明と謝罪済みです。

    ・書類保管方法の見直しを行い、再発防止策を講じるほか、業務に係る個人情報等の適切な管理をするよう徹底を図ります。

     なお、記載された情報について外部に漏えいした事実は確認されておらず、本件に関する二次被害等の事象は現時点において生じていません。 

    5 総務部長(統括文書管理者)コメント

     活動を通じて住民の生命や身体、財産を守るべき消防組織として、あってはならない重大かつ深刻な事態であると認識しています。全職員に対し、行政文書の適正な管理および個人情報の厳正な取扱いについて徹底させるとともに、組織一丸となって再発防止に取り組み、信頼回復に努めてまいります。

    6 問合せ先

     奈良県広域消防組合消防本部 総務部総務課  電話:0744-26-0119